第2章−4:Fusion360で甲板を作り、船体から分離。船体をシェル化✨

,

甲板の内側オフセットとシェル処理

おっちゃん、今日は“甲板がパカッとはまる仕組み”を作る回だね!雪風で実際に成功した方式だから、今回も安心して進めよう!

外形の船体が完成したので、今回は
甲板をオフセットして分離、船体側はシェル化して受け口を作る工程 です。

雪風で実践済みの“実戦的な方式”なので、この記事を読めば同じ構造を再現できるようになります。


今回は手順を分かりやすく説明するために教材用の船を使います

🔷 1. 船体上端をスケッチに「投影」する

まずは甲板形状の元になる船体上端の輪郭をスケッチに写し取ります。

手順

  1. 作成→船体上端の甲板にあたる部分にカーソルをあて スケッチ作成を押す
  2. 投影/取込み→ [投影/含める → ジオメトリを投影]
  3. 船体上端エッジを一周クリック

→ スケッチ上に 紫色の投影線 が生成される。

投影は“船体の実物ラインをスケッチにそのまま写す”機能だよ。これを使うと形がズレなくて安心なんだよ!


🔷 2. 甲板輪郭を内側へオフセット(実用値:2.1〜2.3mm)

方式Bの最大の特徴はコレ。
甲板の輪郭を内側へオフセットして、嵌め込みのための“遊び”を作る。

手順

  1. スケッチ → 修正→オフセットを選択
  2. 投影線を1周選択(外側の線に触れると1周する線が選択される)
  3. オフセット値:−2.2〜−2.3mm

なぜ −2.2mm なのか?

  • シェル厚が 2.0mmとした場合
  • 甲板外周がちょうど 2.0mm だと キツすぎてはまらない
  • 印刷誤差(±0.1〜0.2mm)が必ず出る
    → その誤差を吸収するのが −2.2mm

理論値の2.0mm丁度じゃキツキツになるんだよ〜。2.2mmは“雪風がスッと入った実績値”なんだ!


🔷 3. 甲板を押し出してソリッド化する

オフセットした内側輪郭を使って甲板を作る。

  • 押し出し(E)→オフセット(ここでは10mm放したが適当)
  • 距離:2mm(甲板厚み)調整可能
  • 操作:新規ボディ

→ 強度も十分な甲板が独立ボディとして完成。


🔷 4. 船体をシェル化し、甲板の“受け口”を作る(重要)

これが方式Bの肝。

  1. ソリッド → 修正 →ボディを選択
  2. → シェル(Shell)→船体上端の平面(甲板が乗る位置)を選択
  3. 厚み:2mm

→ 船体内部が中空化し、
→ 上面に 厚み2mmの“受け口” が生成される。

つまり、
甲板(外周 −2.2mm)を機械的にスポッとはめ込める“段差構造”が完成する。

きっちりはまれば気密性は高そうだね!

きっちりはまると最強! …のはずなんだけどね。雪風では遊びを作りすぎてしまったんだよ

どのくらいで作ったの?

0.5mmだね。少し余裕がありすぎて隙間はテープでパッキンをはめ込んだんだよ


🔷 5. 甲板の下側外周を面取りして調整(雪風で効果大)

印刷誤差や内側カーブとの干渉を避けるため、
甲板の 下側外周エッジを面取り(Chamfer) する。

  • 修正 → 面取り
  • 値:0.5〜1.2mm

→ 挿入時の引っかかりが消えて、スムーズに入る構造になる。


🔷 6.(参考)方式C:船体内壁に完全一致する甲板(検証予定)

方式Cは、さらに精密を目指すための上級方式。

内容は…

  • 船体内面を1枚のサーフェスとしてコピー
  • サーフェスを内側へオフセット
  • 厚み付けで甲板を作る

メリット
船体内面と“完全一致” する

デメリット
→ 設計が難しい
→ 上縁が薄くなる
→ データが重い
→ 補強が必要


方式Cって上の説明じゃあよくわかんないんだけど

ちょっと難しんだよ。また今度説明するよ!

🔷 7. まとめ

  • 船体上端を 投影 して正確な輪郭を取得
  • 甲板は 内側へ −2.2〜−2.3mm オフセット
  • 甲板厚みは 2mm(甲板厚は任意。十分な強度を持つには2mmくらいは必要そうです)
  • 船体上面は シェル(2mm) で受け口を作る
  • 甲板下側を 面取り して嵌合精度UP
  • 方式Cは今後の検証テーマ(完全フィット方式)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP