
This article explains practical ways to handle nozzle clogging and extrusion problems on Bambu Lab 3D printers before assuming hardware failure.
この記事で分かること
- ノズル詰まり・押し出し不良で慌てなくていい場合
- 自分で確認してよいポイントと実例
- 自力対処の限界と、公式サポートに相談すべき目安
はじめに:押し出されない=すぐ故障、ではありません
Bambu Labの3Dプリンターで
「フィラメントが出ない」「途中で止まる」といった症状が出ると、
ノズル詰まりや故障を疑って不安になる方も多いと思います。
ですが実際には、
材料の状態・温度・一時的な引っかかりなど、
設定や確認だけで改善するケースも少なくありません。
この記事では、
分解や修理に入る前に考えておきたいポイントを整理します。
1. よくある症状の例
ノズル詰まりや押し出し不良に見える症状には、いくつかのパターンがあります。
- フィラメントがまったく出てこない
- 印刷途中で止まる
- カチカチという音がする
- 出たり出なかったり安定しない
- 供給は動いているが造形されない
これらは必ずしも同じ原因とは限りません。
2. まず知っておきたいこと
「ノズル詰まり」という言葉は便利ですが、
実際には次の要素が重なって起きていることが多いです。
- フィラメントの状態(湿気・クセ)
- 温度がわずかに足りない、または高すぎる
- 先端の変形による一時的な引っかかり
そのため、
いきなり分解や部品交換に進む必要はありません。
3. まず試してよい確認ポイント(安全な範囲)
ここでは、初心者でも比較的リスクなく確認できる内容に限定します。
① フィラメントを抜いて、先端の状態を確認する
フィラメントを引き抜いた際は、先端をよく観察します。
- 先端が不自然に太くなっていないか
- 強く曲がっていないか
- ポキッと折れた跡がないか
折れた痕跡がある場合、
チューブ内や機械内部で折れている可能性があります。
そのままフィラメントを入れる前にノズル部分などを確認しましょう。
② 別のフィラメントで再確認する
別のフィラメントを使うことで、
材料由来の問題かどうかを判断しやすくなります。
- 開封したばかりのもの
- 乾燥済みと分かっているもの
で改善する場合、
ノズルや機械よりも材料側の影響が疑われます。
③ ノズル温度を少し調整してみる
素材に対して下限に近い温度では、
押し出しが不安定になることがあります。
- +5〜10℃程度上げて様子を見る
- 逆に先端が膨らむ場合は少し下げる
無理に大きく変える必要はありません。
④ 押し出しテストで様子を見る
印刷前に、
押し出し動作だけでスムーズに出るか確認します。
ここで引っかかりがある場合、
無理に印刷を続けるのは避けた方が安全です。
4. よくある状態別の対処例(分解しない範囲)
ここでは、実際によくある状態と、その場で試せる対処例をまとめます。
① フィラメント先端が不自然に太くなっている場合
先端がキノコ状に膨らんでいる場合、
ノズル内部で熱が伝わりすぎた可能性があります。
考えられること
- 温度がやや高すぎる
- 押し出しが止まり、先端が加熱された
試してみること
- 先端をカットして入れ直す
- ノズル温度を少し下げて再確認する
- 連続して再実行しない
② 先端が潰れて歯車に噛まなくなっている場合
送り側の歯車でしっかり掴めていない可能性があります。
試してみること
- 先端を斜めにカットして再投入する
- 少し長めに切って、まっすぐ挿し直す
これだけで改善するケースもあります。
③ 出たり出なかったり不安定な場合
押し出しが安定しない場合、
材料状態や温度の影響が考えられます。
試してみること
- 別のフィラメントで確認する
- 乾燥済みのフィラメントを使う
- ノズル温度を少し上げて様子を見る
④ カチカチ音がして押し出されない場合
送りモーターが動いているのに出ない場合、
内部で引っかかっている可能性があります。
注意点
- 無理に再実行を繰り返さない
- 先端を確認し、変形があれば入れ直す
改善しない場合は、作業を止めます。
5. ノズル詰まりが疑われるケース
次のような場合は、
単なる設定や材料以外の問題が疑われます。
- フィラメント先端が大きく膨らんで戻ってくる
- 押し戻しができない
- 供給は動くがまったく出てこない
この段階では、
自己判断で分解を進めるより、公式の案内を確認する方が安全です。
6. 自分で対処しきれないケースについて
ノズル詰まりや押し出し不良に見えて、
実際にはセンサーや内部部品が原因になっていることもあります。
私自身、初心者の頃にメーカーの案内に従って修理作業を行う中で、
ヘッドを何度も外した結果、
フィラメントセンサーの配線を断線させてしまった経験があります。
※フィラメントセンサーは帯状のセンサーです。実は断線しやすいのでヘッドを開ける時は
このセンサーの取り扱いに注意しましょう。
このような場合、
表面的な対処を続けても改善せず、
作業を続けることで症状が悪化する可能性があります。
7. それでも改善しない場合
以下を整理しておくと、
公式サポートへの相談がスムーズです。
- 使用しているフィラメントの種類
- 発生している症状
- ここまでに確認した内容
まとめ
- 押し出し不良=即故障とは限りません
- まずは安全な範囲で状態を確認します
- 実例に沿って試すことで改善するケースもあります
- 無理をせず、必要な段階で公式サポートを頼ることが大切です

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