
This article explains basic maintenance and lubrication checks to keep Bambu Lab FDM 3D printers running stably without disassembly.
この記事で分かること
- 日常的に確認しておきたいポイント
- 使用頻度に応じた最低限のメンテナンス目安
- トラブルを感じたときの判断のしかた
はじめに:トラブルが起きる前にできること
これまでの記事では、
Bambu Lab 3Dプリンターで起きやすいトラブルと、その対処方法を症状別にまとめてきました。
一方で、
ちょっとした確認やメンテナンスで防げるトラブルも少なくありません。
この記事では、分解や専門的な作業は行わず、
安定して使い続けるための基本的なメンテナンスの考え方を整理します。
1. 基本方針:無理をしない・触りすぎない
Bambu Labのプリンターは、
ユーザーが頻繁に調整や分解を行うことを前提とした設計ではありません。
そのため、基本方針は次の2点です。
- 明らかに必要な場合以外は触らない
- 違和感を感じたら一度立ち止まる
「とりあえずもう一回印刷する」を繰り返すより、
原因を確認してから再開する方が結果的に安全です。
2. 日常的にできる目視チェック(電源OFFでOK)
印刷前後に、軽く確認するだけでも効果があります。
チェックしたいポイント
- ノズル周辺にフィラメントが固着していないか
- ヘッドや周囲にゴミ・糸引きが溜まっていないか
- チューブが不自然に折れたり引っ張られていないか
- ベルト周辺に異物や明らかなズレがないか
ここでは
「いつもと違う見た目かどうか」を意識するだけで十分です。
海外の方が多く参加しているSNSのREDDITでBambu labのグループではよくフィラメントがノズルで大きく膨らんでいるものが載っていますがその原因の中には上記のフィラメント詰まりなのではないかと思っています。
3. 動作音・動きから分かる違和感
印刷中の音や動きも重要な判断材料になります。
注意したいサイン
- これまで聞かなかった異音が出る
- 動きがカクつく、引っかかるように見える
- ヘッドやテーブルの動きがぎこちない
こうした場合は、
無理に印刷を続けず、一度停止して原因を確認します。
フィラメント関連、センサー系、モーターなど動作系の可能性があります。
4. フィラメントまわりの基本管理
多くのトラブルは、フィラメントの状態が影響しています。
日常的に意識したいこと
- 使わないフィラメントは出しっぱなしにしない
- 先端が変形したまま再投入しない
- 明らかに湿気を吸っていそうな場合は無理に使わない
フィラメントの保存や吸湿対策については、リンク先の記事で詳しく解説しています。
フィラメントは“使う順”を決めておく
フィラメントの保管はできていても、
「古い/長く出していた」フィラメントが混ざると結果が不安定になります。
おすすめは運用ルールを決めておくことです。
- 開封日を袋にメモ
- “よく使う2本”だけを前線運用(他は乾燥材を入れて密閉保管)
- 造形の質が必要なときは「開封直後 or 乾燥済み」を優先
“同じ設定なのに結果が違う”の原因が減ります。
古いフィラメントを優先して使用するには例えば
テストプリントや仮造形は古いフィラメントを優先して使用します。
本番造形や精度が必要なプリントには乾燥済/開封直後を使用します。
5. 使用頻度に応じた最低限の潤滑メンテナンス
Bambu Labのプリンターはメンテナンス頻度が低めですが、
可動部の潤滑が完全に不要というわけではありません。
使用頻度や環境によっては、
グリスやオイルの不足が、異音や動作の違和感につながります。
多くの3Dプリンターには油不足などの警告表示がでますができれば表示前に定期的に油等を指すように
しましょう。
潤滑が関係しやすい主な箇所
- X軸・Y軸の可動部
- Z軸の上下動(リードスクリュー)
※具体的な位置や方法は、メーカーの案内を必ず優先してください。
X軸・Y軸には専用のオイル、Z軸には専用のグリスがあります。
X軸、Y軸用とZ軸用で異なるのでご注意下さい。
一応公式のリンクを載せておきます。
オイルやグリスがアマゾンで出ることはあまりありませんが一応リンクを置いておきます。

使用頻度別の目安
- ライトユーザー(月に数回)
- 3か月に一度程度油さし、随時動作音や動きの確認
- 通常使用(週に数回)
- 2か月に一度油さし、随時異音や動きの重さを感じたら確認
- 高頻度使用(ほぼ毎日)
- 月1回程度油さし、随時動きや音に違和感がないかチェック
あくまで目安ですが、次のようなタイミングで確認すると安心です。
潤滑は「やりすぎ」も不調の原因になる
潤滑は大事ですが、塗りすぎると逆にホコリが付きやすくなったり、
汚れが溜まって動きが重く感じることがあります。
- 目安は「塗った直後にベタベタ残らない」
- 余分な油分は軽く拭き取る
- 直後にホコリを呼びやすい環境なら特に控えめに
「不足→異音」と同じくらい
「過多→汚れ」で動作が鈍ることがある、という理解があると安定します。
塗り過ぎるとなぜよくないか…
- ホコリや削りカスを拾いやすくなる
- 時間が経つとペースト状になり、逆に動きが重くなる
「音が静かになった=正解」とは限らない
目安は
動かしたあと、金属表面にベタつきが残らない程度にすることです。
こんなサインが出たら要注意
- 以前より動作音が大きくなった
- 動きが重く感じる
- ベルトやヘッドの動きがスムーズでない
この場合は、
異音・振動トラブルの記事とあわせて確認すると判断しやすくなります。
6. 無理をしない判断もメンテナンスの一部
例えば、潤滑作業であっても、
- どこに塗るべきか分からない
- 量や種類に不安がある
場合は、無理に作業を進める必要はありません。
不安がある場合は、
メーカーの案内や公式サポートを確認する判断も大切です。
こちらに Bambu lab wikiのリンク先を張り付けておきます。
英語又は中国語ですが、自動翻訳で問題なく理解できます。
まとめ
- 日常的な目視チェックだけでもトラブル予防になります
- 使用頻度に応じた最低限の潤滑確認は効果的です
- 違和感を感じたら無理をせず立ち止まることが重要です
- 判断に迷った場合は、既存のトラブル対処記事や公式サポートを活用してください

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