
How to think about resin 3D printing support settings, focusing on thickness, quantity, and placement.
この記事で分かること
- サポート設定で失敗が起きる理由
- オートサポートをどう使うか
- 太さ・本数・配置をどう判断するか
光造形におけるサポートの役割
光造形(レジン方式)のサポートは、
造形物を支えるためだけのものではありません。
実際には、
- 造形中に引き剥がされる力に耐える
- 途中で形状が崩れないようにする
といった役割も持っています。
そのため、サポート設定が合っていないと、
露光時間が適正でも造形が途中で止まることがあります。
サポート設定が合っていないと起きる失敗
サポートが不足していると、次のような失敗が起きやすくなります。
- ラフトだけ残って、その上が成長しない
- 途中までできたが、ある高さで止まる
- 一部のパーツだけ欠ける
- タンク側に薄い膜が残る
これらは露光不足に見えることもありますが、
実際にはサポート不足が原因というケースも多くあります。
オートサポートの考え方
私は、サポート設定の基本はオートに任せることが多いです。
すべてを手動で設定する自信がないということもありますが、
ある程度任せた方が安定させやすく、再現性も高く感じるためです。
ただし、オートで生成されたサポートを
そのまま使うこともあまりありません。
オートサポートは
- 形状の角度
- オーバーハング
を基準に配置される考え方になっているそうです。
要するに面積や引き剥がし時の負荷までは考慮されにくいためです。
広い面積なのにサポートが少ない理由
オートサポートでは、
広い面積があってもサポートが少なく配置されることがあります。
これは、面積ではなく
角度の多少や形状を優先して判断しているためです。
見た目では安定していそうでも、
実際の造形では引き剥がし時の負荷が大きくなり、
途中で成長が止まる原因になります。
そのため、
面積が広い部分には手動でサポートを追加することがあります。
ここは1本では支えきれないだろう。ってところには足した方が無難なことが多いです。
手動で調整するポイント
オートを基本にしつつ、
私は次のような点を手動で調整しています。
- サポートが足りないと感じる面積が広い割に過疎な部分に追加する
- 細い部分や混み合っている箇所では、サポートを一度外す
- 無理に近い位置へ付けず、別の場所に付け直す
サポート同士が近すぎると、
干渉して失敗につながることがあるためです。
それと例えば、手摺とか梯子とか造形物のま近や手摺の間を通り抜けてサポートを作るときがあります。
プリントした後この場所を見るとサポートと細い箇所が融合してしまっています。
こうなってしまうと慎重にサポート部分を切除するしかありません。
このような箇所はサポートをいったん消し、改めて邪魔にならない箇所にサポートを作ります。
オートサポートは「土台作り」と考え、
最後に人が目で見て調整するのが後の面倒な処理を省くことができます。
サポートの太さをどう考えるか
サポートは、細いほど良いというわけではありません。
細いサポートは跡が残りにくい反面、
本数が増えやすく、手間や失敗の原因になることがあります。
当初私は、細いサポートの方がサポート痕が目立たないだろうと細いサポートだけで作っていました。
しかし現在は、
中くらいの太さを基本にし、
必要に応じて細いものや太いものを使い分けています。
太さは、
- 形状
- 高さ
- 面積の増え方
- 支える物の重さ(大きさ)
を見て判断しています。
サポートの本数をどう考えるか
本数が少なすぎると、途中で外れる原因になります。
一方で、多すぎると調整や後処理の手間が増えます。
「不安だから増やす」のではなく、
力が集中しそうな場所に絞って増やす方が安定します。
サポートの配置をどう考えるか
配置を考えるときは、次の点を意識しています。
- 面積が急に増える場所
- 角や先端
- 高さが出る部分
特に最初の面積が急に増える箇所はなかなか気づきにくいので注意した方がいい箇所です。
また、面の中央はオートでは拾われにくいため、
必要に応じて補うことがあります。
アイランドができやすい形状と対処
途中から突然現れる形状(アイランド:島)は、
サポート不足が原因で起きることがあります。
スライスプレビューで
「途中から空中に現れていないか」を確認し、
必要であればサポートを追加します。
露光時間・リフト条件との関係
サポートだけを調整しても改善しない場合、
露光時間やリフト条件が影響していることがあります。
サポート設定は、
露光やリフトとセットで考えることが大切です。
艦船模型を例にした考え方
艦船模型は、
- 薄板
- 小物
- 角が多い
といった形状が多く、サポート設定の影響が出やすい分野です。
ただし、ここで紹介した考え方は、
フィギュアやメカ模型など、他のジャンルにも応用できます。
まとめ
光造形レジンのサポート設定は、
数値よりも「考え方」が重要です。
- オートを基本にする
- 足りない所だけ手動で補う
- 干渉する箇所は付け替える
- 太さ・本数・配置を分けて考える
この流れを意識することで、
安定した造形につながりやすくなります。

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