
Fusion 360 is a powerful CAD tool that bridges precise engineering design and 3D printing workflows.
3Dプリンターを使って模型やパーツを作ろうとしたとき、
「どのソフトで設計すればいいのか?」
悩んでしまいますよね。
このブログでは、その中心的な設計ツールとして Fusion 360 を使っています。
この記事では、操作方法の解説に入る前に、
- Fusion 360とは何か
- どうやって始められるのか
- 無料で使える条件
- どんな用途に向いているのか
といった 「始めるための最低限の知識」 をまとめます。
Fusion 360入手方法は?
Fusion 360は、Autodesk社が提供する公式CADソフト です。
Autodeskの公式サイトから誰でもダウンロードでき、
Windows / macOS の両方に対応しています。
個人で模型制作や3Dプリンター用途に使う分には、
特別な登録や企業契約は必要ありません。
まずは
「公式サイトからダウンロードしてインストールする」
それだけで始められます。
Fusion 360は無料で使えるの?
Fusion 360は、条件付きで無料 で使用できます。
個人利用の場合
- 年間の関連収入が 1000ドル未満
- 趣味・学習・非商用目的
この条件を満たす場合、
個人利用ライセンス として基本機能を無料で使うことができます。
ライセンス更新時に「個人利用」を選択する形式で、
自己学習や模型制作を始めるには十分な内容です。
※商用利用や収益化を考える場合は、
別途ライセンスの切り替えが必要になりますが、
それは「次の段階」で考えれば問題ありません。
動作環境について(概要)
Fusion 360は比較的軽量なCADですが、
3Dプリンター用の設計ではある程度のPC性能があると快適です。
目安としては、
- Windows 10 / 11(64bit)
- メモリ:16GB以上推奨(8GBでも動作可能)
- GPU:内蔵GPUでも使用可能
詳細な推奨環境や、実際に使って感じた注意点については、
別記事で詳しく解説 します。
Fusion 360でできること
Fusion 360は、寸法と構造を重視した設計 が得意なCADです。
特に、次のような用途に向いています。
- 正確な寸法を持つ3Dモデルの作成
- 実物サイズから模型スケールへの変換
- 左右対称・分割前提の設計
- 3Dプリンター向けSTLデータの作成
このブログで扱っている
艦船模型・構造物・装備パーツの設計は、
まさにFusion 360の得意分野です。
Fusion 360の強み
Fusion 360最大の特徴は、
「後から直せる設計」 ができることです。
スケッチに寸法や拘束を与え、
その情報をもとに立体を作るため、
- 全長を変える
- 厚みを調整する
- バランスを見て修正する
といった変更を、
比較的破綻せずに行うことができます。
これは、
「作って → 試して → 直す」
という3Dプリンターの試行錯誤と非常に相性が良い設計思想です。
Blenderとの大まかな違い
3Dモデリングソフトとしてよく比較されるのが Blender です。
どちらが優れている、という話ではなく、
目的が違う と考えるのが正解です。
- Fusion 360
- 寸法・構造重視
- 機械系・模型・実用品向き
- Blender
- 造形・表現重視
- キャラクターや有機的形状向き
このブログでは、正確な寸法を持つ模型設計を主軸にしているため、
Fusion 360を中心に扱っています。
実際、私はBlender も少々触ってみたのですが、私が作っているような装備やモデリングはFusion360の方が相性がいいようです。
このブログにおけるFusion 360の位置づけ
ここから先の記事では、
- Fusion360の基本事項
- 艦船模型の設計記録(建造記録)
- 3Dプリンター前提のパーツ設計
- 実際に失敗した例・修正した例
といった 実践ベースの内容 を中心に書いていきます。
操作マニュアルを網羅するのではなく、
「こう考えて、こう設計した」という
設計ログ としてのFusion 360記事です。
とはいえまずはもう少し初心者の方が分からないであろうことを書き足していこうと思います。
総合ガイドは下記のリンクで

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