駆逐艦雪風 | 第3章-1:「上部構造物と装備」一覧と制作方針

,

Fusion 360 CAD model of the 1/150 IJN destroyer Yukikaze bridge superstructure with detailed platforms, windows, and fittings

This page provides an equipment map and a practical build plan for Yukikaze’s superstructure.

  • 上部構造はを一覧(地図)で全体像を描いた後でブロック毎に深堀します。
  • 一覧表は分かりやすくまとめました。
  • 3Dプリント視点(分割・強度・材質)で制作方針をまとめます。

1. 装備一覧について

上部構造は、艦橋・マスト・兵装・小物類が密集し、パーツ点数が一気に増えます。ここで装備を1つずつ個別記事にしても仕方がないのでいくつかをピックアップして紹介したいと思います。

そこで本記事では、まず装備一覧を「地図」として提示します。そして次回以降は ブロック(艦橋/索敵通信/兵装/小物) 単位で深掘りする方針にします。これは艦船模型の話ですが、他の模型にも応用できる「パーツ点数が増える箇所の整理術」として使えますよ。

2. 検証環境(実例条件)

  • スケール:1/150 駆逐艦 雪風
  • 設計:Fusion 360
  • 造形:FDM(Bambu)/光造形(レジン方式:Saturn Ultra 12K)併用
  • この記事の位置づけ:上部構造編の“ハブ(目次・地図)”

3. 上部構造・装備一覧(A〜Fマップ)

まずは全体をA〜Fに分けて、必要な場所だけ参照できるようにします。

  • A. 艦橋・上構外形:艦橋・煙突などシルエットを作る中核
    艦橋の設計(Fusion 360)側面図・俯瞰図から“積み上げ”で形を作る
  • B. 索敵・通信:マスト・電探・探照灯など折れやすい装備
  • C. 兵装:主砲・機銃・魚雷発射管・爆雷装備など密度の主役
  • D. 特設・防御:防弾板など“後からでも効く”板物
  • E. 艦載艇・運用装備:内火艇・カッター・クレーン・ラッタル
  • F. 甲板ディテール:手すり・通風筒・ハッチ・係留具など仕上げ要素

ねえ、おっちゃん!装備の数で結局どのくらいあるの?

うん、エクセルでまとめてみたら、装備種別に53種類、数量にして100超えくらいだったね。

駆逐艦でもそんなにたくさんになるんだ!まさに気合と根性が必要だね!


4. 一覧表ピックアップ

特に重要な装備に分けてピックアップしました。
造形方針の目安は次の通りです。

1/150 駆逐艦雪風はラジコンとして作っています。上部構造物は重量を軽減するために大き目の装備はFDMで作っています。
但し、模型として作った浜風では精度重視で艦橋・主砲・魚雷発射管は光造形レジンで作りました。

  • FDM:太め・板物・大きい形状向き
  • 光造形(レジン方式):細物・繊細ディテール向き
  • 購入/流用:既製品が強いもの

A. 艦橋・上構外形

パーツ名役割/備考造形方針メモ
艦橋(一体構造)司令塔部1FDMまず外形の精度優先
煙突(1番、2番)主機排気部1FDM表面処理しやすい分割が有利

※上記はRC(ラジコン)の場合、模型では環境はABS-Likeレジン(光造形)方式で作りました。

B. 索敵・通信(読者向け)

パーツ名役割/備考造形方針メモ
マスト(主マスト)通信・索敵用1光造形(レジン方式)折れ対策で分割推奨
マスト(後部マスト)通信・索敵用1光造形(レジン方式)
22号電探マスト設置1光造形(レジン方式)薄物はレジンが安定
探照灯(90cm)後部設置1光造形(レジン方式)
探照灯管制器操作装置1光造形(レジン方式)
舷灯・信号灯灯火装置(附帯設備)光造形(レジン方式)小物セット扱いが楽

C. 兵装(読者向け)

パーツ名役割/備考造形方針メモ
12.7cm連装砲C型主砲(前後)2FDM形が大きく強度優先
主砲砲身主砲(前後)×24光造形(レジン方式)FDMでは積層が目立つ
主砲台座主砲(前後)3FDM
九二式四連装発射管(後期)対艦装備2FDM目立つので整面重視
発射管台座対艦装備2FDM
25mm三連装機銃×4対空装備4光造形(レジン方式)細部が出やすい
25mm連装機銃対空補助装備1光造形(レジン方式)
25mm単装機銃対空補助装備29光造形(レジン方式)数が多いのでまとめて印刷
九四式爆雷投射機対潜装備1光造形(レジン方式)
爆雷投下軌条爆雷搬送用2光造形(レジン方式)
スキッドビーム(前部)魚雷搬送用2光造形(レジン方式)細長いので折れ対策
スキッドビーム(後部)魚雷搬送用1光造形(レジン方式)
ウインチ対機雷用装備1光造形(レジン方式)

※主砲及び魚雷発射管はRC仕様ではFDM、模型用では光造形(レジン方式)で作っています。

D. 特設・防御(読者向け)

パーツ名役割/備考造形方針メモ
防弾板(艦橋横)防空2FDM板物はFDMが安定
防弾板(船体中央)防空2FDM
防弾板(後部機銃台横)防空2FDM
防弾板(艦尾)防空2FDM

E. 艦載艇・運用装備(読者向け)

パーツ名役割/備考造形方針メモ
内火艇(7.5m)搭載艇1光造形(レジン方式)形状が細かい
カッター(7m)搭載艇1光造形(レジン方式)
艦載艇クレーン揚降用4光造形(レジン方式)細物・折れやすい
ラッタル(一般用)舷梯4光造形(レジン方式)
ラッタル(艦橋横)舷梯2光造形(レジン方式)

F. 甲板ディテール(読者向け)

パーツ名役割/備考造形方針メモ
手すり安全柵5FDM
通風筒通風装置(附帯設備)光造形(レジン方式)小物セット化
ハッチ・扉出入口(附帯設備)光造形(レジン方式)
ボラード・フェアリーダー係留装備(附帯設備)光造形(レジン方式)
キャプスタン揚錨装置(附帯設備)光造形(レジン方式)
錨とアンカーチェーン投錨装備2購入/流用金属チェーン使用
応急材搭載架木材搭載架1FDM形が大きめ
見張り員人形(オプション)無数(任意)必要なら

5. 制作方針(3Dプリント目線の判断基準)

上部構造は「見た目は軽いのに、壊れやすい」場所です。そこで次回以降の記事は、次の基準で設計と造形を進めます。艦船模型の話ですが、他模型にも応用できる「細物が多い場所の設計基準」として使えます。

5-1. 分割の方針(強度・塗装性・組み立て性)

  • 薄物・細物は別体化し、破損リスクを下げます。
  • 後付けできるように、差し込み・ダボ・逃げ、接着位置をを用意します。
  • 塗装の境界になる位置に分割線を寄せ、見切りを楽にします。

5-2. 造形方式の割り振り

  • 外形の骨格(艦橋・煙突・板物)はFDM中心にします。
  • 手すりや機銃など、細部が命の部品は光造形(レジン方式)を基本にします。
  • 既製品が強い部品(チェーン等)は購入/流用します。(手持ちであるので既製品を使用)

5-3. 作り込みの優先順位

  • ①シルエット(段構成・張り出し)
  • ②窓列や縁取りのリズム
  • ③配管・ケーブルの「線の整理」
  • ④極小装備(最後にまとめて処理)

6. 次回以降の深掘りロードマップ

装備を1個ずつではなく、機能ブロックで深掘りします。

  • 艦橋(外形・段構成・窓列)
  • マスト(艦橋とは別記事予定)
  • 艦橋まわり小物(手すり/支柱/配管/ラッタル)
  • 後部構造物(後艦橋〜甲板ディテール)
  • マスト/アンテナ類(折れ対策・分割・材質選定)
  • 主砲・魚雷発射管

艦橋とマスト、主砲、機銃について特にピックアップして記事にする予定です。


まとめ

次回はまず艦橋ブロックから、外形の骨格と分割方針を固めていきます。

リンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP