
This page provides a comprehensive guide to the 3D printers and printing techniques used for model shipbuilding and equipment design.
オリジナルの艦船模型や艤装を制作するうえで、3Dプリンターは欠かせない造形設備です。
このページでは、当ブログで扱う 3Dプリンターの基礎知識・使用機材・造形方式の違い・トラブルが起きた時の対処など、記事一覧 を、1つの総合ガイドとして整理していきます。
FDMと光造形の比較、材料の選び方、設定方法、トラブル対処など、段階的に記事を追加していく予定です。
🟦 1. 使用している3Dプリンター(Equipment Overview)
当ブログでは、以下の3台を主要な造形環境として使用しています。
■ Bambu Lab A1 mini|FDM(熱溶解積層)方式
初心者にも扱いやすい
小型・静音で扱いやすく、小物パーツや試験造形に便利。(縦横185mm)
装備造形など軽作業にも強い。
ノズル交換がワンタッチで簡単。A1と共有できるのが強味
Banbu lub ARM light (A1共用化)を装着し4本のフィラメントを使用することで、4色までの多色成型が可能

■ Bambu Lab A1(ARM付)|FDM(熱溶解積層方式)
初心者でも扱いやすい
大型パーツ(縦横255mm)の高速造形に向いた万能FDM機。
ノズル交換がワンタッチで簡単。A1 miniと共有できるのが強味
Banbu lub ARM light(A1 mini 共用化) を装着し4本のフィラメントを使用することで、4色までの多色成型が可能

■ Elegoo Saturn Ultra 12K|光造形(レジン方式 / SLA)
高解像度で精密パーツに強い造形機。
艦船の艤装、装備、細かいメカ造形に最適。
フィギュアなどを作るのにも向いています。
さらに上位機種として16Kもあります。

詳細記事はこちら:
👉 最初の1台はどれ?3Dプリンター初心者向け選び方ガイド
3Dプリンター導入ガイド:Bambu Lab & Elegooを使った模型製作の第一歩
🔧 2. 造形方式の基礎(Printing Methods)
3Dプリンターには主に以下の2種類があります。
■ FDM(熱溶解積層方式 / Fused Deposition Modeling)
フィラメントを溶かして積み重ねる方式。用途にもよりますがメインはPLAになると思います。
✔ 特徴
- 大型造形が得意
- コストが安い
- 強度がある
- 反面、積層痕が出やすい
船体や大きな装備の造形に向く方式です。
■ 光造形(レジン方式 / SLA / Resin 3D Printing)
液体レジンをUV光で硬化させて造形する方式。
✔ 特徴
- 圧倒的なディテール再現
- 小さく繊細なパーツに最適
- 強度は材料次第(ABS-like推奨)
- 後処理が必要(IPA/又は水洗い、2次硬化など)
艤装装備や艦船の精密パーツに向いています。
光造形(レジン方式)は、造形が終わったら 洗浄 → 乾燥 → 二次硬化(UV硬化) を行います。
二次硬化が不足すると、ベタつき・強度不足・経時劣化 につながるため、基本的に必須工程です。
最低限そろえる機材(ミニマム)
- 洗浄:IPA(または洗浄液)又は水洗浄+洗浄容器(できれば洗浄機)
- 二次硬化:UV硬化機(またはUVライト+回転台)
- 安全:ニトリル手袋/換気(できれば保護メガネも)
(詳細記事:光造形の後処理ガイド(洗浄と二次硬化)予定
今後、造形方式の違いに着目した解説記事を追加予定です。
⚙ 3. 材料(Materials)
FDM方式材料
以下の材料以外にも様々な材料があります。ここでは模型や日常品につかう主な素材を上げました。
また、同じPLAやPETGでも高速対応など様々な素材があります。
特殊な用途がない限り下の素材で十分だと思います。
- PLA / PLA+
- PETG
- ABS
- TPU
3Dプリンター用フィラメントはPLA・PETG・TPUが3本柱:選び方の基本
3Dプリンターのフィラメント保存方法まとめ | 湿気を避ける保存容器・乾燥剤・ジップロック運用
材料の選び方は、FDM と光造形で大きく異なります。
光造形(レジン)方式
- 各種レジン(Standard / ABS-like / High-Toughness)
私はもっぱら、水洗い可能な ABS-Likeレジンを使用しています。水洗いは幾分か価格が高いのですがIP(イソプロピルアルコール)を使用しなくていいのと ABS-Likeレジンは通常のレジンより成型物に粘りがあり折れにくい利点があります。
🧩 4. 初心者向けガイド(Beginner’s Guide)
※ 今後公開予定の記事含む
- 最初の1台はどれ?3Dプリンター初心者向けの選び方ガイド
- 使用用途を分けている3台のプリンターについて解説
- 大きめの模型モデリングに向くプリンターとは?
- 精密な装備品の造形に向いているプリンターとは?
このブログの内容と密接にかかわる内容なので順次書き足していきます。
🚑 5. トラブル対処(Troubleshooting)
「故障かも?」と思ったら、症状の切り分け→ログ準備→問い合わせ まで、トラブル対応記事で整理しています。
- Bambu Lab 3Dプリンターが故障かも?と思ったときの対処手順まとめ
初期対応から全体のながれまで - Bambu Lab 3Dプリンターの主なトラブル症状と切り分けの考え方
起こりやすいトラブル症状をエラー表示・異音・印刷停止のタイプ別整理 - Bambu Lab 3Dプリンターの異音・振動・ベルト系トラブル対処法
故障と判断する前に確認したいポイント - Bambu Lab AMSのフィラメント供給トラブル対処法
詰まり・空回り・認識不良の確認ポイント - 3Dプリンターのフィラメント保存方法まとめ | 湿気を避ける保存容器・乾燥剤・ジップロック運用
FDMのトラブルはフィラメントの保管状態の悪さが原因のことも多いのです - フィラメント乾燥の温度と時間の目安|PLA・PETG・TPUを素材別に整理
一歩踏み込んで素材別の乾燥温度・時間などを具体的に。 - Bambu Lab 3Dプリンターのノズル詰まり・押し出し不良の対処法まとめ
ノズルの詰まり、押出不良で自分でチェックするポイント - 3Dプリンターの糸引き・表面の粒を減らすには?原因を順番に確認する方法
フィラメントの種類、周囲の環境、気温などの条件によっては糸引きや粒粒がでることがあります
ここからはBambu studioの設定による仕上げ改善・トラブル回避
- Bambu Studio 設定の基本|反り・一層目・糸引き・TPUを直すチェックリスト(ハブ記事)
Bambu Studioは様々な設定が可能です。設定次第で仕上げを改善できたり、トラブルを回避できたりします。
まずはトラブルが起きた時の対処法を総合的にまとめています。 - Bambu Studio 一層目の直し方|密着しない・部分的に定着しない原因と設定変更(0.2mmノズル対応)
特に一層目が定着するかどうかはプリントを左右する重要な要素です。まずは一層目の定着に対応する条件など記載しました。 - Bambu Studio TPU印刷の安定化|失敗しないための「最大体積速度」と「印刷速度の基本」
TPUって素材。使ってみたいけどゴムっぽくて大丈夫なのかなという不安ありませんか。通常の印刷速度に加え最大体積速度を理解すれば安全にプリントできます - 3Dプリンターの糸引き・表面の粒を減らすには?原因を順番に確認する方法
3Dプリンターで糸引きが出てくるときの対処法、また粒粒のようなもので表面が荒れた時の対処法です。 - Bambu Studioで表面が荒れるときの見直しポイント|外壁品質を安定させる方法
外壁を安定させたいときの設定の変更方法を具体的に。 - Bambu Studioサポートの外し方|跡を減らす設定と、AMSで材料を変える方法(FDM)
この記事は、Bambu Studio(FDM)でサポートを使ったときに起きやすい悩み、サポートが外れにくい、外した後に跡が目立つ、欠けや白化が出るに対しての対策を述べます。 - PETGのサポートが外れないときの対策|本体PETG×接触面PLA(AMS)で作業負担を減らす
この記事は、Bambu Studio(FDM)でPETGをベースに使い、接着性の相性の悪いPLAを用いてはがしやすくする際の設定や注意点を述べます。 - Bambu Studio 反り対策|ブリム・冷却・ベッド温度・設計で端の浮きを止める(50〜60%調整の考え方)
この記事は、Bambu Studio(FDM)で起きる「反り(warping)」を対象に、反りに効く項目だけを数値でまとめたものです。 - Bambu Studio オーバーハング対策|垂れる・穴が塞がる原因と設定(ブリッジ含む)
この記事は、オーバーハングやブリッジのある箇所における垂れや穴詰まり対策についてまとめました。
🛠 6. テクニック・設定(Settings & Tips)
FDM プリント時のテクニック・トラブル回避
- FDMの「印刷の向き」の決め方:密着不良・崩れ・反り・剥がれ・糸引きを減らすルール 実例で示す
- FDMプリント実例:同じ条件でも、向きで“側面ディテール”が崩れる
- FDM】一層目がくっつかない(ベッド密着不良)原因と対処まとめ|PLA/PETG・0.2mm/0.4mm対応
- FDMの反り(Warping)を止める:症状で分岐するIf/Thenチェックリスト【PLA/PETG対応】
- FDMの層厚変化で見た目と時間はどう変わる?0.20mm・0.16mm・0.12mm・0.08mmを比較
光造形(レジン方式)におけるテクニック・設定
- 光造形(レジン方式)「印刷の向き・角度」決め方:失敗を減らす判断手順
- 光造形3Dプリントでプレートに何も付かない(密着ゼロ)の原因と対処法|チェック手順まとめ
- 光造形レジンの露光時間の決め方|失敗から分かる適正設定
- 光造形レジンのサポート設定の考え方|太さ・本数・配置の目安
- 光造形レジンのFEPフィルム交換目安と管理方法|失敗を減らすポイント
設定はプリンターごとに最重要項目なので、分野別にまとめていきます。
初心者から中級者までお役に立てる記事を目指していきます。
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