
Tools and materials used for 3D printing and model building.
このページについて
このページでは、「Shipyard & Soulship」で実際に使用している3Dプリンター、フィラメント、レジン、工具、洗浄用品などをまとめています。
3Dプリンターをこれから始める方にも、すでに使っている方にも、道具選びや材料選びの参考になるように、実際に使っているものを中心に整理しました。
3Dプリンターの設定検証や模型製作で、実際に使用しているものを中心に掲載しています。
この記事で分かること
・実際に使用している3Dプリンター本体
・よく使っているフィラメント、レジン、工具
・FDMと光造形(レジン方式)でそろえておきたい周辺用品
・関連記事で詳しく確認できる設定・保管・トラブル対策
先に結論
3Dプリンターは本体だけでなく、材料、保管用品、後処理工具まで含めて安定します。
このページでは、Shipyard & Soulshipで実際に使っているものを中心に、初心者にも分かりやすく整理しています。
詳しい設定やトラブル対策は、各項目から関連記事へ進めるようにしています。
FDM方式 3Dプリンター
使用プリンター
Bambu Lab A1 mini

Bambu Lab A1 miniは、家庭用3Dプリンターの中でも人気が高く、
価格と扱いやすさのバランスがよい機種だと感じています。
さらにはMaker WorldというBambu lab製品共通で
無料プリントデーターをアプリやサイトからダウンロードすることができます。
初心者にとってはプリント条件も設定してくれるので助かります。
こちらのプリンターはAmazonや楽天でも購入できます。
Bambu Lab A1 Combo(AMS lite付)

こちら、床に振動止めのスタイロフォームをおいてその上にA1を設置しています。
Bambu lab A1 miniの造形サイズは約18cm四方なのでより大きな作品をつくりたくなり
A1Comboを追加購入しました。A1は約25cm四方クラスの造形に対応できるため
大型の模型パーツやディスプレイを作る場合に使いやすいのです。
AMS liteを接続することで4色の多色成型を自動で可能になります。A1miniにも使用可能です。
AMS liteですが、Bambu lab公式サイトでは単独で販売していることもありますが、
A1かA1miniと一緒にセットにした方がかなりお得になっています。
こちらのプリンターはAmazonや楽天でも購入できます。
Bambu Lab A1 miniやA1 Comboを使う場合、プリンター本体だけでなく、Bambu Studio側の設定も重要です。
印刷が安定しないときは、まず基本設定と症状別の見直しポイントを確認すると原因を整理しやすくなります。
関連記事
Bambu Studioトラブル対策チェックリスト|反り・一層目・糸引き・TPUの直し方
Bambu Studio 一層目の直し方|密着しない・部分的に定着しない原因と設定変更(0.2mmノズル対応)
Bambu Studio 反り対策|ブリム・冷却・ベッド温度・設計で端の浮きを止める(50〜60%調整の考え方)
Bambu Studio サポートの取れない原因と対策|跡を減らす設定まとめ(FDM)
使用フィラメント
PLAフィラメント

PLAは、3Dプリンターを始めたばかりの方が最初に使いやすい材料です。
もちろん使いなれても一番使う機会が多い材料になると思います。
私の場合は、通常のPLA、PLA+、マットPLAを使い分けていますが、
最近は「色」「価格」「折れにくさ」「巻きの安定感」を見て選ぶことが多いです。
PLAフィラメントのメーカーは数多くあります。
私の購入経験は下記の通り
- Bambu lab 公式
- eSUN
- ELEGOO
- TINMORRY
- SUNLU
- OVERTURE
- CC3D
メーカーは他にもいくつかありますが
私はBambu lab、eSUN、ELEGOO、TINMORRYを多用しています。
仕上がりに関していえば上から6番目までは大きな差はないのではないでしょうか。
PLAフィラメントの使いやすさについて
当初はフィラメントの絡まりや固着をメーカー差によるものだと思っていたのですが
最近ではどのメーカーでもほぼ発生することはありません。
トラブルの原因は乾燥と保管が8割、設定が1割、その他1割くらいなのではないかと思います。
また、以前私もよくあったトラブル=造形中のフィラメントの絡まりも
保管段階の緩み(潜り込み)が原因ではないかと今では思っています。
使用後保管時に巻き込まない様注意したところ今ではほとんどありません。
先ほどメーカー間で差はないと言いましたが、マットPLAに限れば折れやすさ等の違いがある気がします。
そこも設定や経路の工夫でカバーできる範囲ではないかと思います。
PLAの現在の選ぶ基準
今の選択の基準はまず、マットPLAか?通常のPLAか?
通常のPLAならPLA+があればそっちを選択します。
その上で好きな色か?と価格で選んでいます。
しかし、先日購入したCC3Dは巻きの整い方が気になっています。
ロット差もあると思いますので今後の使用感を見ていきたいと思います。
現在使用しているPLA系フィラメントは、Amazonや楽天でも購入できます。
こちらの記事ではフィラメント保管・湿気対策記事になっています。
⇒フィラメントが折れる原因は湿気|9割の人がやってる保存ミスと対策
PETGフィラメント

私が使用した経験があるのは、Bambu 高速PETG、eSUN、SUNLUのPETGです。
PETGもメーカーにより粘り、糸引き、表面の差がある気がします。
PETGもマットやHS、HFなどグレードがあります。
体感的にこの中で最も使用感がいいのはBambuで、ついでeSUNです。
コスパだとSUNLU。
PETGは熱に強く、PLAより強靭なのですが、
サポートは強く密着しやすく外しにくいという欠点があります。
そのため、PETGで造形する場合はサポートを減らす(或いはなくす)設計
又はサポート設定の調整を意識した方が扱いやすいです。
PETGのサポートの外し方についてはこちらに記事にしています。
⇒PETGのサポートが外れないときの対策|本体PETG×接触面PLA(AMS)で作業負担を減らす
TPUフィラメント

TPUは正直、TINMORRYしか使ったことがありません。
コスパが良く評価がに高いので購入しました。
アマゾンの星の数やレビューを見るとeSUNやOVERTUREの評価も高いようです。
TPUはPLAやPETGよりずっと、保管、乾燥、設定が重要です。
特に吸湿には気を付けてください。
吸湿したと感じた時はあらかじめ乾燥して使うことを心がけた方が結果的に糸引きや表面の荒れを防げます。
TPUをプリントする際にはこちらの記事を参考にして下さい。
⇒Bambu Studio TPU印刷の安定化|失敗しないための「最大体積速度」と「印刷速度」の設定を知ろう!
フィラメント乾燥・保管
フィラメント乾燥機
前出にあるようにフィラメントの保管、
乾燥はFDMという3Dプリンターを使い作品をつくる限りとても重要です。
PETG、TPU等でプリントする際は特に状態をみて吸湿している可能性があれば
迷いなく乾燥させた方が結果的によくなります。

私はごらんのeSUN製フィラメント乾燥機を使用していますが、
2つ同時に乾燥・保管ができるフィラメント乾燥機など各社・各種でています。
関連記事としてこちらも参考にして下さい。
⇒フィラメント乾燥の温度と時間の目安|PLA・PETG・TPUを素材別に整理
フィラメント真空保管袋
フィラメントの保管はPLAはジップロックを多用していますが、
PETGやTPUはPLAほど使用頻度が高くなく、吸湿に対して影響が大きいので
真空保管袋を使用して保管することもあります。

中にフィラメントを入れて付属の乾燥剤を入れた後
付属の真空ポンプで空気を抜きしっかりホールドします。
シリカゲル乾燥剤

乾燥材は100均のでもいいと思いますが、吸湿によって色が変わる(サインを送る)
再度乾燥させれば繰り返し使えるものなどが便利です。
光造形(レジン方式)
使用プリンター
Elegoo Saturn Ultra 12K

私は、ELEGOO Saturn 4 Ultra 12Kを使用していますが、
友人には16Kの方が多いように思います。
私は12Kで特に不便・不満は感じていないので価格差をどうみるか。
レビューを見るとレジン漏れに関するレビューが散見されます。
確かにレジンタンクMAXまで入れると大きな造形物を作る際に溢れることがあります。
MIN+α程度が適量と意識し多くレジンを入れなければトラブルを防ぐことができます。
0.5mm程度の細さの機銃の再現や0.3mmほどのモールドの再現はしっかりとできており
まず満足いく作品の仕上がりになっています。
光造形(レジン方式)は、使用するレジンだけでなく、露光時間、洗浄、二次硬化の条件で仕上がりが変わります。
露光時間の調整や、プリント後のベタつき対策については、別記事で詳しくまとめています。
関連記事
光造形レジンの露光時間の目安|何秒から試す?失敗から分かる適正設定
レジンプリント後にベタつく原因と対処法|洗浄・露光・乾燥で確実に改善
使用レジン
私が使用しているレジンは、いずれもElegoo製の水洗い可能のものです。
Elegoo 8K レジン 水洗い樹脂

少々値段は高めなのですが私は水洗いレジンを使用しています。
私が作る0.5mm太さの機銃の銃身など細長い作品はサポートを外す際に折れてしまいます。
そこで後述のABSライクレジンを試すことにしました。
このレジンも通常の作品では表面の滑らかさや細部の再現性が高く、艦船模型の小物類でもよく再現できています。
細物がない場合はこちらがいいと思います。
Elegoo ABSライクレジン 水洗い樹脂

細物を作る際に折れを防ぎたいレジンはどれかということでたどり着いたのがこのABS-Likeレジンです。
変更前の私の環境では、通常の水洗いレジンでは細いパーツの成功率が体感で50%前後でした。
一方、ABSライク水洗いレジンに変えてからは、0.5mm前後の細い銃身でも90%以上は使える状態で取り外せるようになりました。
その代わり少し印刷時間がかかるというデメリットがあります。
駆逐艦雪風の建造記録にABS-Likeレジンに変更したプリント例を載せています。
駆逐艦雪風| 第3章-5 : PLAで艦上構造物を3Dプリント 0.5mmルール+エポキシ補強+2mm真鍮棒で“実用強度”にする
洗浄・二次硬化
ELEGOO Mercury plus 3.0洗浄硬化機

光造形(レジン方式)で一次硬化したものを
洗浄⇒二次硬化
の作業を行うのに使います。
水洗いをする際には装置付属の洗浄バケットに入れて洗浄します。
これ一台で両方の機能があるので作業場の省スペース化にいいと思っています。
洗浄機と2次硬化機がそれぞれが別になっているものもあります。
消耗品
FEPフィルム
光造形レジンで造形する上で、光を透過させるFEPフィルムの汚れは
成型精度が落ちる原因になります。
また、作品の落下や誤ってレジン中に異物が残っていた場合、
フィルムを傷つけることもあります。
フィルムの傷は将来的な漏れの要因になりえます。
私はいつでも交換できるよう純正品を予備として用意しています。
今ではサードパーティの商品もあるので評価がいいものを使用してみてもよいかと思います。
ただ、サイズが異なると使えませんので適合するかの確認が重要です。

こちらでFEPフィルムの交換の目安などを記事にしています。
光造形レジンのFEPフィルム交換目安と管理方法|失敗を減らすポイント
Elegoo ステンレス漏斗

漏斗は100均のものを使っている方もいると思いますが私はElegoo 純正を使っています。
というのもレジン中に何か異物があるとFEPフィルムを傷付ける要因になります。
そこで使用したレジンを保管する際のろ過が大事になります。
この漏斗はフィルター付きですし、ステンレス製漏斗であれば繰り返し使えます。
フィルムを傷付けて交換する手間と費用を考えればずっと安価だと思っています。
ニトリル手袋
レジンは人によってはアレルギーになります。
ニトリル手袋は接触を防いでくれます。
消耗品なので多めに用意しています。

スクレーパーは、基本的にプリンター付属品を使用しています。
現在のところ、特別な専用品は使用していません。
使用工具
模型・後処理
ここは書き出すといくらでもページを費やしてしまうので厳選したものを載せていきます。
塗装ブース(Anesty ADFSPB-01 塗装ブース 2基ファン付)

私は、最近になってラッカー系塗料にだめになってきました。
そこで使用塗料を水性に移行しつつあるのですが、とはいえブースは必須です。
こちらはパワーがあるもの(2基ファン)でファン速度も調整が効きます。
LEDライトもついているので手元が明るく作業ができ重宝しています。
ニッパー
ニッパーは模型を作る方は必須ですが、3Dプリンターユーザーもサポートを切るなどで持っておく必要があります。
私はニッパーをいくつか持っていますがここではタミヤ No123を挙げておきます。
使いやすさと丈夫さのバランスがいいので初級者から慣れた方まで有効に使えます。
サポートの切除は丈夫でよく切れる物がいいと思います。
始めは1000円程度の安いものでもいいかも知れませんが、すぐに買い替えたくなると思います。

タミヤクラフトツールシリーズ No123
No35もいいと思います。
ピンセット
ピンセットは複数使用していますが、3Dプリンター向けで現在もっとも使用頻度が高いのは、先端が極端に細すぎないタイプです。
細かい部品を掴むだけでなく、サポート除去や薄いパーツを剥がす場面でも丈夫で使いやすいと感じています。

一例をあげるとNo48です。先端が太くて丈夫。サポートを取る際に力を入れやすい。
私は細かい艦船模型をしている時に様々なピンセットを試しました。
かき集めれば10種類くらいはもっているんではないでしょうか。
鶴首タイプで先の細いものならNo.108、ストレートで先の細いものならホーザンのピンセットも使っています。
これも3Dプリンターで薄いサポートをはぎとるのに有用です。
ガンダムマーカー
3Dプリンターにガンダムマーカー?と思う方もいるかもしれないですが、正直私は
3Dプリンターを始めてからガンダムマーカーを使い始めた人なんです。
「ここに少し銀色を足したい」「本格的に塗装するほどではないけれど、サポート跡を目立ちにくくしたい」
そういう場面では、ガンダムマーカーのような手軽な塗装道具が使いやすいです。
作品のサポートを取るとき、プリンターの積層時ににわずかな跡が残ってる。
そんな時に細めのガンダムマーカーなんて使い勝手が良いです。

にわかの私よりよっぽど詳しい方は多いと思いますが、墨入れから金属色まで幅広い用途と種類があって
どんどん増えてます。
デザインナイフ
模型でも3dプリンターでも有用なのがデザインナイフです。
頻繁に刃を交換するので替え刃の予備を用意しておきましょう。

私がずっと前から使っているのはNo20です。
サポートを外したあとの跡が気になる場合は、工具だけでなく、スライサー側の設定も見直すと改善しやすくなります。
Bambu Studio サポートの取れない原因と対策|跡を減らす設定まとめ(FDM)
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