
Why Filament Gets Tangled During 3D Printing and How to Prevent It
この記事でわかること
- フィラメントが印刷途中で供給されなくなる原因のひとつ
- スプール上でフィラメントが絡まる原因
- 絡まりを防ぐために気を付けたいこと
- 印刷途中で絡まりを見つけた場合の対処方法
経緯と結論
初心者にやりがちなことでも、しかし意外と少し慣れた後でも見落としがちなことを紹介します。(私だけかも知れませんが)
3Dプリンターで印刷している途中、突然フィラメントが供給されなくなった。
まだ、フィラメントは袋から出してさほど時間もたってないのにっ!て時はありませんか?
その場合は、まずフィラメントがスプール上でほかの巻き線の下に潜り込んでいないか確認してみてください。
これは私自身の話になりますが、3Dプリンターの知識が多少身に付いた頃、フィラメントトラブルの9割は吸湿を疑え!という確信を得たころです。
フィラメントの絡まりが原因で印刷がストップすることがありました。
最初フィラメントの絡まりの原因は吸湿や乾燥不足を疑っていました。
また、他責になるかもですが、メーカー側のフィラメントの巻きの状態が悪い場合も考えました。
しかし、昨今、メーカーも工夫を凝らしているでしょうし、
フィラメント乾燥しても同じように印刷途中で止まることがあり、冷静に調べてみると原因は単純でした。
なんでこんなことに気付いていなかったのかと愕然としましたね。
フィラメントの先端がほかの巻き線の下に入り込み、そのまま引っ張られてロックしていたのです。
原因はフィラメントがほかの巻き線の下に潜り込んでいたこと
原因は、フィラメントの先端がスプールに巻かれた別のフィラメントの下に入り込んでいたことでした。
プリンターがフィラメントを引っ張るうちはスプールも回転します。
しかし、潜り込んだ部分まで到達するとフィラメント同士が引っ掛かり、それ以上スプールから引き出せなくなります。

【写真:ほかの巻き線の下に潜り込んだフィラメント】
冷静に見れば非常に単純な原因です。
分かりやすく絡まっていればいいのですが、奥まったところで絡まり一見しても分かりにくい場合もあります。
何周も巻かれた下で交差していることもあります。そんな場合は一見しただけでは分かりにくいことがあります。
私自身も最初は、スプールの巻き方が原因だとはすぐには気付きませんでした。
フィラメントを外したときが要注意
このトラブルを防ぐために重要なのは、フィラメントをスプールから取り外したときの扱いです。
使用途中のフィラメントを外したあと、先端をそのまま自由にしておくと、緩んだフィラメントが別の巻き線の下に入り込むことがあります。それに外した勢いで先端が暴れて他のフィラメントの下に潜り込むときもあります。
フィラメントを外す時はできるだけそっと外して、あるいは手で持つなどして先端が暴れないようにしましょう。
そして、専用のフィラメントクリップを使ってもいいですし、スプール側面に固定用の穴がある場合は、そこにフィラメントを通しておくだけでも十分なので固定するようにしましょう。
ともかく、重要なのは、フィラメントの先端を自由な状態にしておかないことです。
フィラメントクリップ(Filament clip)はBambu Studioで検索すれば20を超える無料STLが紹介されています。
私も利用していますが、面倒なときはスプール側面に通しています。
ともかく重要なのはフィラメントの先端を自由に動く状態にしないことです。(大事なので2回言いました)
印刷途中で絡まりを見つけた場合の対処方法
印刷途中でスプールの回転がおかしい、フィラメントが張ったまま動かないという場合は、まず巻き線の下に潜り込んでいないか確認します。
絡まりを発見したら、可能であればプリントを一時停止します。
スプール側だけで絡まりを解消できるのであれば、フィラメントをプリンターからアンロードする必要はありません。
スプール側だけで難しい場合は、フィラメントをプリントヘッドにあるフィラメントカッターで切断し、引き抜きます。
絡まった部分を解き、再びプリントヘッドに差し込んでフィラメントがスムーズに引き出せる状態に戻します。
なれると時間にして1分ほどで作業が完了します。
絡まったまま印刷するとプリンターやフィラメントに負担がかかるので速やかに正常な状態に直しましょう。
吸湿とは別の問題として確認しておきたい
フィラメントの状態が悪いときには、吸湿や乾燥不足を疑うこともあります。
吸湿した場合は絡まりというより、付着、固着する場合が多いので長時間放置してフィラメントが他のフィラメントに付着している場合は乾燥を心がけましょう。
ただし、今回私が経験した「フィラメントが巻き線の下に潜り込んで供給できなくなる」という現象は、それとは別の問題です。
比較的新しいフィラメントでも、一回でも使用した後の先端の扱い方によっては起こる可能性があります。
そのため、印刷途中でフィラメントが突然供給されなくなったときには、難しい設定を変更する前に、まずスプールを一度確認してみるのがおすすめです。
案外、アマゾンなどでもフィラメントの絡まりを書かれている方もいますが、その中の一部はこれまで述べてきたようなことが原因かも知れません。
しかし、フィラメントが物理的に絡まること以外のトラブル(フィラメントの固着・印刷不良など)は吸湿が原因の場合は多いのでその場合はフィラメントを乾燥させることが大事になってきます。
当ブログでも常に上位に入っている記事を案内しておきます。
⇒PETG・PLA・TPU乾燥温度と時間の目安|フィラメント素材別に実例で整理
まとめ
フィラメントが印刷途中で止まった原因は、必ずしもプリンター本体やフィラメントの品質とは限りません。
私の場合は、フィラメントがほかの巻き線の下に潜り込み、スプールから引き出せなくなっていたことが原因でした。
使用途中のフィラメントを取り外すときは、先端をクリップやスプールの穴で固定しておくだけでも予防できます。
プリント中に突然フィラメントが供給されなくなったときは、まずスプールを見てみる。単純なことですが、私自身がなかなか気付けなかったからこそ、3Dプリンターを使い始めた人には覚えておいてほしいチェックポイントです。
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